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2018年3月10日土曜日

乳がん CDK4/6 阻害剤  イブランカの第三相試験 結果がまとまる


ファイザー社が開発したCDK4/6阻害薬、Palbociclib(Ibranca)を、ER(+), HER2(-)の乳がん治療に適用するための、第三相臨床試験(Paloma-2)の結果の分析がまとまったと発表がありました。(詳細、こちら



グループ① Ibranca +letrozole (Femara:アロマターゼ阻害薬)
グループ② Placebo  +letrozole (Femara:アロマターゼ阻害薬)

◆第一選択薬として
 PFS(中央値)(HR:0.58 95%CI 0.44-0.72 P<0.01)
  グループ①:24.8か月
  グループ②:14.5か月

◆ホルモン療法後治療として
 PFS(中央値)(HR:0.53 95%CI 0.40-0.70 P<0.01)
  グループ①:22.2か月
  グループ②:11.3か月

◆化学療法後治療として
 PFS(中央値)(HR:0.53 95%CI 0.40-0.72 P<0.01)
  グループ①:22.4か月
  グループ②:13.7か月


中央値 PFSが2年近くに伸びることは、大きな改善といえると思います。

CDK4/6を第一選択薬として乳がん治療に使用することは、2月28日に、Eli LillyのVezenioが発表しましたが、ほぼ、同様の効果でした。


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