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2018年3月8日木曜日
ピッツバーグ大学医学部 疲弊したT細胞の活性化に4-1BB活性化が有効
昨日、T細胞の疲弊していると、免疫チェックポイント阻害剤の治療効果が充分に得られない可能性があるとブログにアップしました。
本日、ピッツバーグ大学医学部が、T細胞の表面上に発言している4-1BBを活性化すると、、ミトコンドリアを活性化し、ミトコンドリアからT細胞に供給されるエネルギーで、T細胞を活性化できるということを発見したと発表しました。(詳細はこちら)
4-1BB自体は、通常、T細胞が活性化している時には活性化しているのですが、がん細胞に浸潤したT細胞は、これが不活発な状態になっている、とのこと。
4-1BBを活性化しただけでは、腫瘍を小さくする効果は認められませんでしたが、
実験室でメラノーマにPD-1阻害剤を同時に投与すると、
通常、メラノーマはPD-1阻害剤に応答しづらい傾向にあるものが、
非常に高い治療効果を確認できた、とのこと。
また、4-1BBの活性化を図った後に、PD-1を投与しても、同様の高い治療効果があることも
発見した、とのこと。
岡山大学の研究に近いのでしょうか?
いずれにしても、疲弊T細胞の再活性化技術の確立が待ち望まれるところです。
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